うわーとうとうやっちゃったー。チップコンデンサの交換。
昇圧DC-DCにブリーダー抵抗510Ωを付けても15KHz付近のピー音が消えないのはわかっていた。いくら自分には聞こえないとはいっても、やはりこれは追放したい。それには昇圧DC-DCの発振周波数を上げるに限る。
部品箱を見てみたら220pFのセラミックコンデンサが出てきたので、チップコンデンサを交換することに決めた。
昇圧DC-DCの回路図。C11を1000pFから220pFに交換すると発振周波数が80KHzあたりまで上がるらしい。
手順
①ヘッドルーペ2.2倍を用意。
②ハンダゴテでチップコンデンサC11の端子にハンダをつける(融点を下げる)。
③コンデンサの端子をハンダゴテで交互に素早く暖める。
④何度かやるとコンデンサが外れる。
⑤セラミックコンデンサを表面実装するためにリードを整形、カットする。
⑥リードを予めハンダメッキ。
⑦基板にフラックスを塗る。
⑧コンデンサの片方のリードをハンダ付け(ハンダは盛らない)。
⑨反対側のリードをハンダ付け(ハンダは盛らない)。
老眼の私でもやればできるもんだね。鉛入りハンダを追加して融点を下げるのと、フラックスを塗るのが成功のコツかな。
コンデンサ交換後の昇圧DC-DC周り。
反対側から。
RCA出力にLPFを入れて、WaveSpectraでのループ録音。1KHz・2KHz・3KHz…はPCのお漏らしで、オーディオインターフェースSE-U33GXの入力レベル調整用にしている。15KHzにあったピークがなくなったが、20KHz以上でノイズが出ているようだ。残留ノイズは0.14mV。
DC-DC出力の12Vラインに再びブリーダー抵抗510Ωを入れてみた。20KHz以上でのノイズは減ったが45KHzあたりでのピークが出現。残留ノイズは0.20mVと少し増えた。
そろそろ基板本体をいじるのはこれくらいにして、安価なケースに入れてみようかと思っている。