おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

ヘッドフォンアダプタの製作

1.5Vのブラケット付き豆電球ってどこで売ってるのかな? 1個だけ欲しいんだけど通信販売だと送料のほうが高くなっちゃう。

 

これを乾電池のチェックに使いたいのだ。明るさで残量が一目瞭然。巷には乾電池チェッカーなるものが売られているのだが、大抵電池と並列に抵抗を入れてラジケータで電圧を測るようになっている。

 

アナログテスターなら乾電池のチェックが付いていたりするのでそれで測ればOK。でもいちいちテスターを引っ張り出すまでもなく、電池と豆電球のセットで十分でしょ?

 

閑話休題

 

ヘッドフォンアダプタを作ってみた。私の作るアンプにはヘッドフォン端子が無いので、スピーカー端子からヘッドフォンが使えるようなのを考えた。

 

画像

回路図を上記に示す。ヘッドフォンジャックのGNDはLchにつないである。ヘッドフォンはGNDが左右共通となるので致し方ない。左右のGNDをショートさせるとGNDがループになってしまう。なってもいいと思うんだけど、気持ちが悪い。

 

画像

部品はこれらと抵抗くらい。抵抗はバラックで試したのを外して再利用するので写っていない。

 

画像

TRSジャック(という名前らしい)の端子を図に示す。2つのスイッチがあって、フォーンプラグを差し込むと切り替わる。"ON"は"COM"とつながっていて、プラグを差し込むと"OFF"と"COM"がつながるようになる。

 

スイッチ付きのとスイッチ無しのもの、差し込み口が金属のものとプラスチックのものがある。今回は筐体がプラスチックなので、どちらを使っても構わない。

 

画像

ややこしいので実体図を描いた。フォーンジャックは左に横倒しとなっている。

 
画像

完成したヘッドフォンアダプタの内部。ヘッドフォンジャックまわりの配線や抵抗を取り付けてから組み込み、他の配線をしたほうがやりやすい。

 

画像

上の4つのバナナプラグをアンプ側に差し込む。

 

画像

手前のバナナ専用ジャックがスピーカーへとつながる。

 

画像

スピーカーとヘッドフォンの音量が同じくらいなら良いけど、ヘッドフォンが高感度で音量が大きい場合、上で示した回路図中の抵抗が5.6Ω:3.3Ωの組み合わせのほうが音量差が少なくなると思う。