6922全段差動DCDCミニワッターのシャーシ設計をしてみた。タカチのCH型コントロールボックスは天板と底板が1枚の平板になっていて分解できる。
結局天板にDCDC基板と電源基板を取り付けることはせず、底板にした。アンプ基板と泣き別れになって配線しづらいが、何とかなるだろう。
これは天板の加工図。OPTとアンプ基板だけが付く。
これは底板の加工図。DCDC基板と電源基板が付く。
フロント・リアパネルの加工図。丸穴しかないから加工は多少ラクだ。リアパネルの電源スイッチはトグル式でオンを示すランプは無い。6922はヒーターが明るいので電源が入っていることがわかるから省略した。また、ヒューズはACアダプタが過電流保護を兼ねているので省略。
ここで、アンプの放熱穴をどうするか考えてみる。
Miniwatt N3の親戚?でAPPJのPA0901Aというモデル。天板にある真空管ソケットの穴が大きめなのがわかるだろうか。真空管で暖められた空気が上昇する際に、このすき間からシャーシ内の空気が吸い上げられるようになっている。真空管の放熱とシャーシ内の換気を兼ねている。
これは底板が見える画像で、3mm位の放熱穴が真空管の下とSW電源の下に開いている。こんなに小さな穴でいいのかという気もするが、ちゃんと設計されているんだろうな?
これは6922全段差動DCDCミニワッターの消費電力を計算したもので、兄貴分の拙6922DEPPアンプが18Wだから殆どカバーできていると思われる。一番電力を食うのが真空管(6922)で、次にDCDCとなっている。
だから放熱を考える上で真空管とDCDCをどうするか考えれば良いということがわかる。拙ミニワッターでも真似てみることにした。
DCDC基板(右下)と電源基板(右上)は5mmのジュラコンスペーサーを使って高さを抑えている。またアンプ基板(左)は金属スペーサーをつかって天板に取り付ける。