おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

お気楽FET差動ライン・プリアンプの改造

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以前作ったお気楽FET差動ライン・プリアンプなのだが、エミッタフォロアを追加する改造をしようかと思っている。

 

理由は三土会で、とあるパワーアンプにつないで鳴らそうと思ったら音量が低くてボリュームを最大にしなければならなかったから。CD〜パワーアンプ直結ではちゃんと音量が出ていたから、プリアンプの出力インピーダンスが高いせいじゃないのかな、と思っている。

 

改造前には出力インピーダンスを測定しておく必要がある。どのくらい改善されたのかわからないからだ。それには一番簡単なON/OFF法でやろうと思っている。まあ絶対的な数値じゃなくて改造前後の値の把握だから精度は不要だ。

 

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変更する回路図を上記に示す。Tr1・Tr2・R4・R5が追加したエミッタフォロア、またC1を0.47uFから33uFに増量する。

 

本来Tr1・R4は不要なのだが、参考にしたWebページには、「両方を生かしておけば上下2つのエミッタフォロワ回路のコレクタ電流は互いに打ち消しあってくれるので、アースラインおよび電源ループに流れ込むアンバランス電流はほとんどなくなり、後続機器の入力回路に流れる比較的小さな信号だけになります。」と書かれているので入れてある。

 

なお、C1が大きいため電源オン時にDCが出力される現象があるようだが、私の場合メインアンプ入力の50KΩボリュームを通じて放電するだろうから問題ないとした。電源オンをプリ→パワーの順番で行えば大丈夫だろう。

 

すでに初版の回路で組み立ててあり、アンバランス出力でもいいよ、という人には最小限の改造で済むこのやり方が良いのではないだろうか。バスブーストだけ欲しいけど、ローインピーダンス出力にしたいから。

 

私は半導体回路に疎いので、改造後に特性を調べてみて大丈夫ならそれでOK、うまくいかなかったらわかんね?、と言いつつ元に戻してしまうかもしれない。

 

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改造するところをペンで書き加えてみた。1L2Pの立ラグを4個使用する。

 

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パーツ箱をごそごそ漁って必要な部品を集めた。あとは改造するだけになっている。でも、ハンダゴテを握るのはもう少し後になりそうだ。