いまのところ製作記事が書けないのでタマ集めブログと化しているが、しばらくはご了承を。それにしてもハンダゴテが持てるようになったらやりたいことがずいぶんたまっているような気がするなあ。
さて、EL32(VT52)をヤフオクで1本入手したので記事を書いてみた。EL32はその音色が気に入って、EL32プッシュプルアンプ、EL32パラシングルアンプ、EL32シングルアンプなどを製作してきた。
今回はMULLARDのが手に入ったというわけだ。
EL32は自分としてはずいぶん集めたほうだが、ST形状のはCOLOMORというメーカーのが4本あるだけだった。
このタマはカーボンスートされているものが多く、なかなか中の電極がよく見えるものがない。MULLARDのは素通しだ。ただタマの上部ガラスが汚れているのと、ジュメット線が変色しているから抜き球だと思われる。
実際にアンプにセットしてちゃんと使えれば問題ないので気にならない。まだテストしていないので使えるかどうかわからないけど。
ヒーター定格が6.3V0.2Aというのは出力管というより電圧増幅管みたいだ。でもプレート損失は8Wあるので立派な電力増幅管。でもプレートは案外小さいから目一杯で使うとすぐにへたってしまうだろう。
私は真空管のメーカーについては無知なので語る資格はないが、MULLARDの真空管はヤフオクでも高値がついているのを目にするからきっと有名なんだろうな。
でもEL32についてはトップグリッドなのが幸い(災い？)して安価で取引されているから、私としては安価でおいしいタマということになる。特にGT形状でカーボンスートされているものは人気が無いのでよろしい。
今でもサンエイ電機で販売されているのだろうか。
