おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

スピーカー測定方法の比較

2014年8月23日に町田オフ会へ参加させて頂いた。どうもありがとうございます。

 

私はWaveGene・WaveSpectra及びMySpeakerで参加者のスピーカー周波数特性を測定し、OmniMicとの比較を行った。OmniMicのデータは塩沢@町田氏より頂いた。感謝申し上げます。

 

WaveGene・WaveSpectraとMySpeakerは1回のみのサイン波スイープ測定なので、OmniMicのように何度か測定してその平均を取るというやり方ではないから再現性に欠けるかもしれない。何度か特性を取ってみて傾向を知るのが正確な把握には良いと思う。

 

おニ方から特性を取らせて頂いたので、その結果を以下に示す。スピーカーの軸上50cmで測定した。

 

画像

身元氏のMarkaudio CHR-70改・その1

 

画像

その2

 

画像

MySpeakerによる重ねあわせ。20〜40Hzはエアコンなどの暗騒音が入ってしまっているので無視して下さい。

 

画像

OmniMicによる周波数特性。私が測定したものとほぼ一致していることがわかる。波形はスムージングがなされている。WaveSpectraやMySpeakerにはその機能は無いので、大体の傾向がつかめれば良いと思う。

 

画像

斎藤氏のAltec 5385Aバスレフ

 

画像

MySpeakerによる周波数特性。

 

画像

OmniMicによる周波数特性。500Hzから1.2KHzあたりにかけて盛り上がりがあり、人の声を鮮明に聴かせる音作りがなされていることがわかる。

 

私が測定したデータは全て2KHzから10数KHzにかけて盛り上がりがあり、OmniMicとの特性差が生じていることがわかった。コンデンサマイク(WM-64PKT)の特性によるものか、あるいはマイクの取付方法に原因があるのかもしれない。

 

画像

マイクはポリプロピレンの容器に取り付けているが、マイク近傍に平面があると音が反射し、特性の乱れにつながるらしい。

 

対策としては①マイクの周りにフェルトを貼り付けて吸音する、②中空の丸棒の先にマイクを取り付ける、③WM-64PKTの代わりにWM-61A等のコンデンサマイクと交換してみる、等が考えられる。

 

測定中に人が近づいただけでも特性に影響があるそうなので、測定はデッドな部屋で回りに音を反射する物が無いほうが好ましいが、一般家庭ではそこまで対応するのは難しい。