おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

トランジスタ式ミニワッター・特性測定

ケースに天板を付けると残留ノイズがほんのすこし減る。GNDへ接続されていなくても大丈夫のようなので、フローティングのままでOKとした。

 

本番機の回路図を以下に示す。電源をオンして1時間くらい経った時の電圧を測定した。

 

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天板の開け閉めだけで温度が変わり、D3+D4の電圧が変化してしまうので大体の値。出力トランジスタの電流は100mA前後で左右チャンネルがほぼ一致したが、同様に変動があるので参考値。

 

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本番機の特性を上記に示す。試作機と変わったのは利得がすこし増えたこと。ダンピングファクタも増えた。おそらくケース内の温度が上がったためだろうと思う。

 

残留ノイズはヘッドホンアダプタを使用してイヤホンで確認したが、ボリュームを絞ると聞こえない。というか、インナーイヤータイプのイヤホンではエアコンの風切り音のほうが大きくてかき消されてしまうくらいのレベル。

 

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周波数特性。左右チャンネルで一致している。でも高域の減衰カーブがぺるけさんの作例と一致していないのは、おそらく違う出力で測定しているからかなあ。

 

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クロストーク特性。なぜか本番機のほうが良くなった。20Hz〜20KHzで-90dBを確保。なんたってこっちはツインモノ構成だからね。

 

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Lchの歪率特性。試作機と変わらず。

 

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Rchの歪率特性。こちらも試作機と変わらず。 結果は問題となるような点は無かった。