トランス式USB DACのページでTD-1でのLCフィルタの例が示されている。TD-1は150ΩSPLIT:600ΩでTF-3と同じ。
TD-1では、LPFは1mH+0.039uF//240Ω、2次側負荷1KΩ。
拙TF-3では、LPFは1.36mH+0.022uF//2.7KΩ、2次側負荷698Ω。
2次側負荷を軽くするのを試していなかったので、今回TD-1にならって実験してみた。
結果を上記に示す。LPFが240Ωだと小ピークが残ったので220Ωにしたらフラットになった。歪率は10KHzが特に悪化。また、220Ωで20KHzレベルが低下した。
現状と今回の実験との比較を表にしてみた。今回の実験で良くなったのは残留ノイズ程度で、周波数特性(20KHz)・歪率共に悪化している。
マッチングトランスにつなぐ負荷抵抗の大小は1次2次にかかわらず周波数特性に影響するが、歪率に関してはあまり変わらないみたい。
音が音で音だーというのは別にして、特性を見る限り現状のままのほうが良さそうだ。