雨が降って気温が10℃以下に下がるとさすがに寒い。私が製作する真空管アンプはミニアンプが多く、従って消費電力もミニだからアンプの発熱で暖まったり、輻射熱を感じることがほとんど無いんだよね。
さて、足らないパーツをアキバで買ってきた。
まずは+B1電源部を作成。この状態で、単体でテストすることにした。負荷は4.7KΩ//47KΩ=4273Ω。出力電圧(+B1)が32.5Vのときに7.6mA流れるように設定。
半波3倍圧整流での電圧は50V。これはシミュレーションどおり。+B1は31.6V程度と低かった。2SK3566のVgsが3Vの予想に対し3.3Vあるのと、ツェナーの1N4746Aの電圧が低いため。
1N4746Aは10本購入して、電圧が18Vのスペックに対し17.08V〜17.73V、高いのを2本組み合わせても35.4Vで、従って+B1は35.4-3.3=32.1Vにしかならなかった。
そこで1N4746Aを使うのをあきらめて、手持ちの20Vと16Vのツェナーを組み合わせて+B1が32.5Vとなるようなペアを選んだ。
なかなかぴったりというのは難しいね。温度で出力電圧が変わるし、負荷をかけると電圧が下がる。
作成したアンプ部基板。抵抗やFET、LM334Zは使っていたものを外して再利用した。ハンダゴテの熱で壊れてなければいいけど。FETは選別するのが面倒だったので、再利用すればそれが省ける。
後はアンプ本体の配線を、取り回しを変更しながら行う。まずはアンプ部基板を取り付けて配線完了。+B1電源基板はシャーシの天板裏に貼り付けることにした。こちらも配線完了。
改造が完了したシャーシ内部。改造してもすっきりした仕上がりかな。Lchの入力シールド線が+B1電源基板の下を通っていて、何となく雑音を拾いそうな感じ。
この後配線チェックを行い、電源投入する。