おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

AC電圧計の周波数特性

自宅で使用しているAC電圧計の周波数特性を測定してみた。

測定機器はとりあえず、

①ミリボルトメータ LEADER LMV-181B

②デジタルマルチメータ sanwa CD800a

③オーディオアナライザ Panasonic VP-7721A

の3台。

 

発振器はTEXIO AG-205を使った。仕様では、正弦波が10Hz〜1MHzで±0.5dBとなっているので、大体の傾向はわかるだろうというもくろみ。

 

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発振器TEXIO AG-205とミリボルトメータ LEADER LMV-181B。

 

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デジタルマルチメータ sanwa CD800a。

 

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オーディオアナライザ Panasonic VP-7721A。 測定電圧は+1.0Vrmsにした。本来は0dbvで+0.775Vrmsにするのが業界の常識だろうか?

 

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結果のグラフを上記に示す。

 

LMV-181Bは10Hz〜1MHzで+0.09dB〜-0.26dBの間に収まっている。もっともAG-205自体のレベル変動があるので、どこまで正確かはわからない。

 

CD800aはデジタル表示で値が直読できるため期待したが、1KHzくらいまでしか測定できないことがわかった。逆にいえば1KHzまでは直読できるともいえる。ちなみに10Hz〜1KHzで+0.02dB〜+0.14dBだった。1KHz以上の高周波を測定する場合は、AC電圧を何らかの方法で正確なDC電圧に変換して読み取れば良いのではないか。

 

VP-7721Aは内蔵発振器が5Hz〜159.9KHzであることもあり、160KHz未満は測定できる。10Hz〜100KHzで-0.35dB〜0.00dBだった。低域端と高域端で落ち込むので、フラットなのは実質20Hz〜90KHzといったところ。校正していないので、初期性能をどのくらい維持しているかわからない。