バラック状態で3A5トリプルプッシュプルアンプの特性を調べてみた。
周波数特性は3A5のユニット3並列にもかかわらず、高域が伸びている。利得はNFBをかけない状態で20.6倍となった。
DFは1.3と低いのでNFBをかける必要がある。残留ノイズは+B電源とフィラメント電源にそれぞれDC-DCを使用しているため、どちらが支配的なのか判断できない。
出力1Vにおける周波数特性。KA-8-54P2は高域特性が優秀で、500KHzまで凸凹は見られない。方形波観測しても綺麗。-3dB点は85KHz。
歪率特性。小出力でうねりが見られるが何だろう? 各周波数で歪率が良く揃っている。5%歪みにおける出力は0.8Wだった。
周波数特性は優秀なので、DFを上げるのに必要な最小限のNFB量で大丈夫と思う。出力は1Wに届きそうだから、1Wを目標にしよう。