シャーシの保護ビニールをはがして試作機の組立を始めた。OPTはあらかじめ配線をハンダ付けしてからトランスケースの上部カバーを被せた。カバーのネジ止めにはオフセットドライバーを使った。
あとは配線だけになった。ところがなぜかモチベーションが低下してしまい、やる気が起こらない。きれいに配線しようと思うからだろうか。試作機なのだからある程度テキトウでも良いはず。
配線を数えたら全部で48本あった。順調にこなしていけば終わるだろう。なんとかやる気を出して配線する。
シャーシアースのラグを止めているネジがOPTと共締めされているため外せない。ハンダゴテを当てていてもシャーシに放熱されて温度が上がらない。それでも何とか4本のハンダ付けができた。
本数を数えながら残り本数を減らしていってようやく完了。基板単体でのチェックが済んでいるので、配線チェックは簡単に済ませた。
電源を投入して電圧チェック、問題なし。測定器やオシロをつないで動作チェック、大丈夫そう。
懸案事項の残留ノイズは0.25mVで左右の差は無し、こんな程度かな。クロストークは全般的に悪め。20Hz〜20KHzで-58dB以下。周波数が低くなるにしたがいクロストークが悪化してくる。回路的には特に真新しいところはないので原因不明。他には特に問題無さそうだ。