マッキントッシュタイプCSPPアンプに限っていえば、まずOPTの入手→それに見合った真空管の選択→回路設計、となるんだね。手持ちの真空管に合ったOPTがあるとは限らないということ。
設計の順序としてはまず出力目標の設定からスタートする。出力が10Wを超えるとドライブ段(初段)の設計が格段に難しくなる。出力管が多極管なら良いが三極管だとドライブ電圧が高く必要で出力段の利得も低くなる。
今回はマッチングトランスの流用でスタートしたが、1KΩppに見合った真空管で最適解が得られなかった。妥協して中途半端に改造しても満足できないだろう。
電源トランスを別のものにすれば良いが、出力目標を高くしたくなるから改造規模も大きくなるし費用もかかってしまう。結果的に断念せざるを得なかった。
でもCSPPアンプを設計したいという気持ちはある。そんなわけで、バーチャルCSPPアンプを設計してみようと思う。