じつはアンディクス・オーディオで年末セールをやっていて、店頭在庫品が1割引だったのでOPT-S14を買ってしまった。どうも気になるとつい衝動買いしてしまう。バカなのだ。
仕様を上記に示す。ユニバーサルのシングルOPTで、1次は2.5KΩ・4KΩ・7KΩ・10KΩで2次は4Ω・8Ω・16Ωとなっている。タップが多く出ていていろんな組み合わせが考えられる。ハイライトコアで10KΩでのDC重畳最大電流は70mAとなっている。
サイズはW81mm×H69mm×D60mm。重量は実測864g、10KΩのDCRは実測330Ωだった(室温約18℃)。
シングルOPT測定治具を使ってインダクタンスを測定した結果を上記に示す。DC重畳電流はVT-62のIpを想定して30mAとした。50Hzでのインダクタンスは18.5Hとなった。
続いてインピーダンス特性。オシレータの信号源インピーダンスは治具を改造して10KΩとした。2次に8Ωを接続し、1次10KΩでの特性を測定した。1KHzでのインピーダンスはちょうど10KΩとなった。40KHzにピークが出ている。
DC重畳30mA、2次に8Ωを接続。信号源インピーダンスはVT-62のrpを想定して5KΩでの周波数特性を測定。出力は4.4mWと極小出力だが、オシレータの出力は最大の10.8Vで測定している。
正確にはオシレータの出力インピーダンス600Ωが加わるので5.6KΩだが、差は殆ど無いだろう。30KHzから75KHzにかけてディップがある。6dBのNFBをかけたら低域特性はかなり改善されると思う。75KHzのピーク(というのか)が出っ張ってくるので位相補正が必要になると思われる。