VT-62シングルアンプのシャーシ設計をしてみた。まだ試作機での確認すら始まっていないのに早すぎるんじゃないの?
なぜなのかというと、穴の開いたシャーシを使い回して試作機を製作すると、本番機の時に配線の引き回しやパーツの位置が変わって特性が違ってくる、ということが多いからなのだ。
それに苦手なシャーシ加工を済ませてしまえば後は順調に進むのでは、ということもある。
というわけで、適当に並べてみたら上記のようになった。シンメトリーな配置にしたのはわけがあって、電源トランス−OPT−OPTの配置だとシャーシをひっくり返した時に安定しないことが多いから。
シャーシは大きめの奥澤O-45、W300×D170×H50とした。アルミの厚みは1.5mmあって、私としては加工が大変なので本当は採用したくない。でもパーツを並べてみたらちょうどよかった。PMC-100Mの角穴が小さめだから、この穴を開けてしまえば他はあまり大変ではないと考えた。
まだフィラメント電源やハムバランサ、カソードチョークの場所が決まっていない。チョークは電源トランスからの漏洩磁束の影響を受けるので、なるべく離そうと思っている。重さが180gだから貼り付けボスで固定すれば良いだろう。
OPT-S14はトランスケースに入れる。手持ちにサムテックのTT0001、W80×D80×H90がある。OPTはアルミのプレートを加工して固定する。ビス・ナットの干渉を防ぐためにいろいろ知恵が必要で、そこらへんは現物合わせで行う予定。
SV811-10Aシングルアンプの設計経験から、VT-62シングルアンプでも何とかモノになるのではと楽観的に考えている。でも大丈夫かな?