おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

VT-62シングルアンプ・点灯式

今日は気温が20℃以上にも上がって一気に暖かい日になった。近々梅を見に行こうと思っているのに桜が咲いてしまいそうな雰囲気だ。つめたい1階実験室にこもってフラックスの臭いを嗅いでいるのは場違いのような気がする。

 

さて、VT-62シングルアンプの配線を始めた。まずAC1次配線を済ませて電源トランスの電圧を確認。

 

続いて6DN7のヒーター配線を行う。この時点でヒーター電圧を測ってみたらAC6.2Vしか出ていない。6DN7のヒーター定格は6.3V0.9Aだから2本の合計は1.8Aなので容量的には足りているはず。6DN7の電流がデータシートより多いのかもしれない。

 

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VT-62のフィラメント電源配線を済ませたところ。それにしても撚り配線って思い通りの位置に収まらないね。AWG22だからそんなに太い配線ではないのだが。

 

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真空管を挿して点灯式を行う。SV811-10Aの輝きには及ばないけど、VT-62も綺麗だ。

 

VT-62のフィラメント電圧はDC7.3V、6DN7のヒーター電圧はAC6.2Vとなった。AC100Vが実測100V程度なのでこの電圧だが、通常の102Vくらいあれば適正電圧になると思う。

 

配線は大体の引き回しを頭に入れてやっているので、実際に配線したらどうなるのか現時点では予想できない。

 

この後+B電源基板のテストと配線、アンプ部基板の配線へ進める予定。

 

それにしても毎回毎回同じようなことを繰り返しよくやるよと思う。確かに2004年当時、アンプ製作が復活した頃の情熱は薄れているように感じる。でもこの回路でこの真空管を使ったアンプを作ったらどんな音がするんだろう?という思いは常にある。やがて飽きるか、体力的にアンプを製作できない状態になるまで作り続けるんだろうな。

 

姉妹拙ブログで話題にしたバリ取り工具を貼り付けてみた。