6T9 CSPPアンプの配線を進める。なにしろ皮むきをした後に撚って予備ハンダをしているから手間がかかる。でも趣味だから納期は無いし、確実なハンダ付けが確実な動作につながるはず。
まずOPTの配線を片付けた。続いてGND配線を行う。6T9の6ピンは内部シールドなのでGNDに接続した。
+B電源基板を取り付けて電圧チェック。無負荷なので305V程度出た。放電経路が無いので、抵抗をつないで放電させる。
さらに-C/6.2V電源基板を取り付けて電圧チェック。-Cも放電経路が無いので、抵抗をつないで放電させた。
SP端子周りの配線とゾベル素子を取り付け。Rchのアンプ部基板の配線を取り付けて基板を固定する。アンプ部基板の配線は片chで14本つながなければいけないので大変だ。
続いてLchのアンプ部基板も同様に行う。配線が込み入ってきた。
+B1電源基板の配線を取り付けて基板を貼り付けボスで固定する。いったん固定してしまうと動かせないので気を使う。
最後はカナレのケーブルの皮むき、シールド処理、芯線出しをやって配線。芯線は細いのでテンションがかかると切れてしまいそう。曲がりにくく収まりにくいが何とか組み付けた。Lchのケーブルも同様に行う。
カナレのL-3C2VSの静電容量は67pF/m。L-1.5C2VSは69pF/m。2pFしか違わないんだったらL-1.5C2VSのほうが取り回しは良いし、これからはそっちにしようかな。
ケーブルにアンプ部基板のGNDを巻きつけてシールド効果を狙うが果たしてどうか?
これで全ての配線が完了した。目の疲れる作業はこれでいちおうおしまい。
赤丸印のところは入力のシールド線とNFB配線、AC100V配線、220V配線が集中してしまっている。距離が取れない時は十字交差が良いが斜め30度くらいか。せめて220V配線も撚れば影響を少なくできるはず。後で少し変更するつもり。
シンメトリーレイアウトなら中央部にACインレット・ヒューズ・電源スイッチを配置し、左右にRCA入力とSP端子を配置すれば良いことはわかっているんだけどね。RCA入力を左右に配置することで、ケーブルを接続するとGNDループが生じるのが嫌で不採用。 電源スイッチを裏面に持って行くと、何か問題が起きた時に即座にオフにできない。
電源スイッチを両切りにしているのは、電源オフにすることでAC100Vラインから完全に切り離すことができ、事故防止に有効だと考えているから。
倍電圧整流の電解コンデンサとカップリングコンデンサがくっついている。これだけ近いと影響が出るかもしれない。電解コンデンサを傾けるとかできないかな?
試作機を製作していないのであちこち気になるところが出てくる。