6B5シングルアンプ1号機/2号機の詳細な特性を測定してみた。
諸特性を再掲。5%歪みの出力は3.4W〜3.7Wとなった。
周波数特性。40KHz付近の小ピークは位相補正容量1000pFで下げてある。
特別にクロストーク特性を測定。数KHz以下でクロストークが認められるのはおそらく初段のデカップリングCRによるものだと思う。ツェナーで安定化してもいいけど気になるほどの悪化じゃないし…。
1号機の歪率特性。0.1W以下はオーディオアナライザの針がゆらゆら動いてわからないので大体の値を入れた。1KHzの波形だけ異なっているが、再測定しても同じだった。これはHYTRONの6B5での値。
2号機の歪率特性。実験当初から使用しているRAYTHEONのものだが〜みたいな特性に変わった。6B5のプレート電圧が30V上昇したのが影響しているのだろうか。
6B5は予備も含め4本あるので、1KHzの歪率特性をそれぞれ測定してみて違いを探ろうと思う。
ステレオで試聴しているが低音のドシンという迫力、高音の輝きがあって「豪快な音」「派手な音」という印象。浅野氏は6AC5GTの音を「非常に抜けの良い 音質が抜群」と評したが、6B5も同様に当てはまるんじゃないかと思う。