音質の評価が定まりつつあるので、今度は試作機あるいは本番機のためのレイアウト検討に入ろうと思う。
OPTはKA-5070Sでいくことにした。このOPTは2個並びだと低域にクロストークが生じてしまうに違いない。ステレオアンプなら左右に離して配置するのが良さそう。
すると電源トランスは中央に配置することになり、弁当箱シャーシでは前部に4本のタマを配置するしか思いつかない。なにしろトランスが3個に真空管4本だからレイアウトが限られてしまう。
最初に考えたのはW330mm×D220mm×H50mmでt1.5mmのシャーシ。重量配分を考えて電源トランスをいくぶん前に出してある。前後方向に余裕があって冗長なかんじ。中央付近の穴開けはドリルスタンドの腕がつかえてしまう恐れあり。
次のはW300mm×D170mm×H50mmでt1.5mmのシャーシ。トランスの間隔がギリギリでシャーシ内もタイトになるはず。コンパクトに組むのなら良いが、シャーシ上に大きなトランスやタマがおしくらまんじゅうしているようなかんじになってしまう。放熱の点でも不利だ。
第3案。W350mm×D200mm×H60mmでt1.2mmのシャーシ。すこしヤワだが試聴会などへ持ち出しをしなければOK。トランスが離れているから誘導ノイズの点では有利。何かするとシャーシが凹んでしまう恐れあり。
シャーシ内は片チャンネル分の試作機を見る限り電源部の平ラグさえ配置してしまえば大きなパーツは無いのですんなり収まりそう。