3HA5シングルアンプの本番機はヒーターの灯っている様子がわかりにくいのでパイロットランプを付けることにする。ヒータートランスよりLEDを点灯させる。
ヒータートランスは今後別の真空管に変更する可能性があるため、J6305ではなくJ631(0-5V-6.3V 1A)を使うことにした。
LEDは以前買っておいたオレンジ色LED、OS5OAA3131Aを使う。超高輝度なので電流を絞ってほんのり光るようにする。
D1はLEDに逆電圧がかかるのを防止するダイオードで、スイッチング用なら何でもイケる。LEDの逆耐圧は5Vとなっているので、これを入れないと5*1.4=7V以上かかることになる。この程度なら実際の逆耐圧に余裕があるので大丈夫かもしれないが入れておく。
R1が4.7KΩの時にちょうど良い明るさになったので、この値を採用することにした。電流は約1mA。
LEDには50Hzの脈流が流れており、チラチラするのがわかる。だから点灯のようすがネオンランプに似ている気がしないでもない。
次は、ヒータートランスを変更するため3HA5を2本直列にしてヒーター電圧を測っているところ。トランスの0-5V間を使って点灯させるとAC100Vが101.7Vの時にヒーター電圧は2.73Vと2.74Vになった。
データシートでのヒーター電圧は2.7Vなので単に2本直列にするだけで良く、直列に入れていた電圧を下げるための抵抗が不要になった。
アンプ部の平ラグ基板は12Pから10Pに変更するので引っ越しをしているところ。平ラグパターンは同じだから単に移し替えるだけ。
引っ越しが完了したアンプ部平ラグ基板。これで両チャンネルが載っている。半固定抵抗が3個なのは、Lchのみ初段の利得を変更できるようにするため。NFB抵抗は1.1KΩの決め打ち。基板単体で動作確認済だから実際に組んでも動作するはず。