おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

3HA5シングルアンプ・動作OK!

平ラグ基板単体での動作確認済なので、配線忘れや間違いがないかを中心に配線チェックを行う。+BとGND間の抵抗値をチェックしショートしていないことを確認。

 

真空管を挿して電源オン、+Bの電圧をチェックする。157Vあたりで落ち着いた。他のところの電圧を確認。おかしなところは無さそう。SP端子にDMMをAC電圧計にして接続、RCA端子に指を触れて電圧が上昇することを確認。動作一発OKだ。

 

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実測の電圧を上記に記す。これは動作がおかしくなった時のリファレンスとなる。

 

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詳細な特性を測定してみた。試作機との違いをチェックするのが目的。

 

試作機に比べて変わったのは残留ノイズで、試作機はLch 0.28mV、Rch 0.28mVだったからRchが0.1mV程度増えている。やはり電源トランスとヒータートランスをシャーシ内に入れたために増えたのだろう。これくらいなら許容範囲。

 

消費電力が16.6Wから10.4Wに減った。おそらく試作機を測定する際に間違えたのだろうと思う。私が製作したアンプではトップの省電力だ。出力の小ささもトップだけど。

 

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周波数特性。試作機と同じ。20Hz(-0.5dB〜-1.0dB)〜20KHz(0dB)となっている。

 

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クロストーク特性。残留ノイズに差があるため重ならない。20Hz〜20KHzでは-56dB以上を確保している。なぜか試作機よりも少しだけ高域のクロストークが減った。

 

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Lchの歪率特性。試作機と同じ。105Hzを除けば5%歪みでの出力は200mW。

 

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Rchの歪率特性。試作機と同じ。105Hzを除けば5%歪みでの出力は200mW。

 

特性チェックの結果はRchの残留ノイズが0.1mV程度増えたくらいで問題なし。心配したクロストーク特性はむしろ試作機より良くなった。

 

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傷つき防止用の厚紙を外し、裏蓋を取り付けた。LEDはすこしギラギラするけど表面がつや消しなら穏やかになるだろう。接着剤でくっつけちゃったしまあこれでいいか。