EL32シングルアンプ試作機の組み立てを始めた。試作機で確認するのは主に諸特性で、特にクロストークや残留ノイズに問題が無いかどうか。NFB量や位相補正容量のフィッティングを行う。
私には配線の取り回しを一気に頭に入れるような能力は無いから行き当たりばったりで配線してしまう。気になるところがあれば本番機で直すつもりだし、そのほうがきれいに配線できる。
まずはOPTをトランスケースに入れることから始めた。しばらく時間が経つとどのように組み立てたのか忘れてしまって試行錯誤の上に完了。
他のパーツも取り付けた状態。トランスケースは粉体塗装らしきものがされており強固だが一応養生テープを貼った。電源トランスは再塗装していて塗装が弱いのでマスキングテープを貼って傷防止とした。
シャーシ内部。とりあえず平ラグ基板を取り付けてみた。シャーシアースポイントは左上の立ラグにした。左下の1L4Pの立ラグは1P分をカット。右側のと比べてほしい。
AC1次配線(白)とヒーター配線(青)が完了したところ。AC1次配線はシャーシを縦に横断するようにしてみた。シャーシの隅を這わせても良いけれど、これでとりあえずやってみよう。
ここまでできたらAC100Vにつないで電源トランスの電圧を確認。試作機でもチェックの進め方は同じ。
EL32を挿して点灯式。EL32のヒーターは6.3V0.2Aだからあまり明るく灯らない。ヒーター電圧は実測6.8Vだった。すこし高いけれど電源トランスの負荷が殆どかからない状態だから、完成後にやっぱり電圧が高かったら直列抵抗の値を増やして調整するつもり。