おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6550 CSPPアンプ・シャーシレイアウト設計

いささか唐突な感じもするが6550 CSPPアンプのレイアウト設計をすることにした。シャーシ加工はいずれ通る道なので試作機を組むにしろ先にやってしまいたい。

 

総重量が16kgにもなるので本来ならば2.0mm厚のアルミシャーシを使いたいところだが軟弱な私には手強い。何もポータブルにすることなど全く無いのでヤワなシャーシでも問題ないだろう。もしどこかでデモするとしたら、天地を逆さまにして電源トランスに物を挟み、ダンボールに入れて輸送すればいい。

 

電源トランスと出力トランスが載るサイズを検討したところ、幅33cmでも大丈夫そう、ということで、株式会社奥澤のアルミシャーシ、O-40(W330mm×D220mm×H50mm、t1.5mm)に決めた。D220mmというのが曲者で、シャーシの真ん中らへんの穴開けがドリルスタンドの腕につかえてしまい、手持ちドリルとなるかもしれない。またドリルスタンドのドリルを一番上に上げても220mmは無理で、前後パネルの穴開けには工夫が必要となる。

 

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で、いつものSakraCadで設計したのを上記に示す。シンメトリー配置にしたら塩田氏の作例とほぼ同じになってしまった。電源トランスはすこし前に出して重量バランスの改善を図っている。

 

チョークコイルKL10-05とCH-1150はシャーシ内部に組み込む。KL10-05は電源トランスからの誘導ハムの影響を受けるので、テストしたところもう単純に電源トランスより離すしかないようだ。試しに鋼板製のトランスケースに入れてみたところ、なぜか影響が大きくなった。

 

ユニバーサル基板ICB-88Gには初段系の回路と6550のバイアス調整回路を組み込む。15Pの平ラグには+B電源系とSG用電源回路を組み込む。他のパーツが載るようだったら、なるべく載せてしまいたい。6550のソケットへ共締めして立ラグを設け、カップリングコンデンサを付ける予定。

 

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レイアウト図を印刷してトランスと真空管を乗せてみた。真空管にはソケットが挿してあるのでもうすこし低くなる。

 

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シャーシ内にはユニバーサル基板と15Pの平ラグが配置される。

 

配線作業は出力トランスの背が高いのでこたつ板の上ではやりにくく、床に座布団を敷いてその上で行うことになるかもしれない。逆に低すぎると腰が疲れるので実際にやってみないとわからない。