ぼちぼち進んでいる6550 CSPPアンプの製作。今回は電源の平ラグ板のパターン検討を行った。
その前に回路を変更した。無信号時に6550のSG電流がどのくらい流れるのかわからないが、SG用の定電圧電源に使っている2SK3234の発熱量(4.3W位?)が多いのが気になり、左右チャンネルで分けることにした。これで発熱量は2.4W位となり、シャーシに取り付けて放熱するようにした。
15Pの平ラグ板のパターン検討結果を上記に示す。2Pが余っていたりして気に入らないが、試作機でもあるし何か問題が起きた時の予備用としてそのままにしておく。
4個の電解コンデンサ47uF450Vの高さが問題で、平ラグ板の固定に7mmの黄銅スペーサーを使うとして裏蓋との距離は2〜3mmくらい。コンデンサの頭にビニールテープを貼って接触防止の対策をするつもり。
3.9VのツェナーGDZJ3.9Bは500mWなので128mAまで流せる計算になるが、ディレーティングを考慮すると26mAくらいが安全圏か。ちなみにLTspiceでシミュレーションしたところ10.3mAだったので大丈夫なはず。
青と緑と書いてある1Ωの両端の電圧を測ってOPTのDCバランスを調整する。SGのDCバランスは無視して構わないのかな?無信号時で数mAだから気にする必要はないのかもしれない。
これは立ラグに取り付けるCRの検討を行ったもの。フィルムコンデンサ0.33uF630Vは熱に弱いので立ラグに取り付けるようにする。立ラグは1L2Pが2個、1L3Pが2個、1L4Pが2個となった。中央に1L4Pの立ラグを使用して端の端子同士をつないでシャーシアースし、GND母線とする。
アンプ部のユニバーサル基板に初段の回路と6550のグリッドバイアス回路を載せてしまえば、他のCRはOPT2次側に付けるゾベル素子とスパークキラー、5687WAのヒーター電圧調整抵抗くらい。
次はパターン検討結果を元に平ラグ板を組む予定。