6550 CSPPアンプにブートストラップをかけたら170KHzの15Vrmsくらいで異常発振した。これはLchのみで、プレートチョークの+Bへ行く配線を外したら解決した、ように見えた(苦笑)。
OPTの配線をつついてみたら、やはり発振したりしなかったりすることがわかった。OPTの配線は余った分をそのまま押し込んでいることもあってストレー容量や線間容量、インダクタンスなどが生じやすい。
発振する条件はRCA入力オープン、SP端子オープンなので通常使用ではありえないが、発振防止の対策を打っておかないとトゥイーターを飛ばしてしまってからでは遅い。ブートストラップは一種の正帰還だから発振しやすくなるのかもしれない?
思いつく対策として、6550のSGに発振防止抵抗を入れてみることにした。値は手持ちの関係で270Ω1Wとした。
回路図の変更箇所を赤枠で示す。この抵抗は発振防止なのでSG近くに入れる必要がある。
現在のシャーシ内部はこんなふうになっている。プレートチョークを外し、FETリプルフィルタを追加、ブートストラップの抵抗を接続した。SG抵抗は6550の6ピンがNCなので、それを使って取り付けてある。
今回の変更でRCA入力オープン、SP端子オープンでも発振しなくなった。OPTの配線をつついてみても不安定になることがない。現状はこの対策で解決したようだ。