残留ノイズの問題が片づいたので詳細な特性を調べてみた。これは試作機との比較になる。
諸特性を上記に示す。6N23Pを入れ替えて左右の利得が揃うようにした。周波数特性・利得・ダンピングファクタ(DF)・残留ノイズは試作機とほぼ同じだった。
消費電力は最近購入したエコチェッカーで測定。従来のAC100Vに直列抵抗を入れて消費電力を求めるやり方と数値は殆ど同じ。
周波数特性。左右チャンネルがよく揃い、高域のレベル低下も素直だ。試作機に比べて高域の落ちが少なくなっているのはOPTの1次配線を整理したせいかもしれない。
クロストーク特性。試作機と同じだった。20Hz〜20KHzでは-84dB以下を確保。
Lchの歪率特性。各周波数が良く揃っている。歪率5%での出力は38W。
Rchの歪率特性。各周波数が良く揃っている。6550を新品と交換したこともあり、歪率5%での出力は38Wと、Lchと同じになった。こちらのほうが最低歪率が低く、0.009%だった。
特性上では特に問題は無かった。
使用測定器
・オシレータ TEXIO AG-205
・ミリボルトメータ LEADER LMV-181B
・オーディオアナライザ Panasonic VP-7721A
シャーシサイドのアクリルパネルを取り付けてトランスの養生テープを剥がした。ようやくすっぴん状態になった。どうかなあ?