解体した6DJ8パラシングルアンプのシャーシと裏蓋を塗装する。この時期は気温が高くて塗装が乾燥しやすいが、塗装は外で行うので急な雨に注意しなければならない。
なお塗装は自己流なので、一般的にはどうなのかはわからない。
シャーシを#400のペーパーで水研ぎ中に溶接跡や罫書き線を消していないことに気づいた。乾かしてリューターにつけたペーパーコーンで削ったところ。
水研ぎが完了したシャーシと裏蓋。下地にプラサフを吹くので表面を荒らさなくても良いと思うが、塗装の食いつきが良くなると思うのでやっている。
マスキングするところを広告紙でカバーする。これは広告紙をカットしたところ。内寸よりもいくぶん小さめにするほうが良い。
広告紙をマスキングテープで貼り付けて塗装準備完了。
塗装は下地にホルツのプラサフ、本塗装にダークグレーマイカメタリック1E2、上地にクリアを使う。変わり映えしない塗装だが、手持ちにあるものを使っただけ。
プラサフを2回吹いた後、本塗装の2回めを吹いたところ。新聞紙を敷いて飛ばないように小石で押さえている。スプレーは対象物から外れたところで吹き始め、再び外れたところで折り返す。移動速度は1秒で30cmくらい。スプレーは対象物まで広げた親指と小指、大体20cmくらい離している。
完全に無風ということはないので風が弱まった時に吹いている。新聞紙がめくれるような風だと吹くのはやめて風が収まるのを待つ。
この後はクリアを吹くが、距離を近づけて10cm程度にし、垂れない程度に吹く。これが難しい。離し気味にするとツヤが出ない。クリアは3回吹いている。厚くしないと磨きの時に下地が出てしまう。
塗装のインターバルにはカーボンヒーターで簡易焼付塗装を行う。温度は50℃〜70℃程度で、もっと上げるとマスキングテープが剥がれてしまう。塗装のサイクルは1時間くらい。焼付塗装じゃないよ、という人は高温乾燥と読み替えてほしい。
マスキング紙を剥がしてさらに1時間の簡易焼付塗装を行い、塗装が完了。
しばらく自然乾燥させた後、大変な磨きを行う。