拙宅でメインに使用しているトランス式USB DACについて、クロストーク特性を測定してみた。インダクタの相互干渉によるクロストークの劣化を問題にしている。
TF-3トランス式USB DACの内部。黄緑色のがインダクタで、距離は5cmくらい離れている。
クロストーク特性を上記に示す。1KHz・0dBでの出力は1.11V。結果は20Hzで-68dB、20KHzで-75dBだった。20Hz〜20KHzでは-68dB以下となっており全く問題ない。インダクタ同士の相互干渉が現れやすい高域でも劣化が少なく、むしろ低域のほうが良くない。
回路図を上記に示す。インダクタは太陽誘電のLHLZ06NB、0.68mHを2個直列にしている。千石電商で扱っていたのだがいつの間にか無くなってしまった。
結果はTF-3トランス式USB DACでは問題なかった。トランス式USB DACは他に2台あるので、そちらでも測定してみるか。