おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

ユニバーサル実験アンプ・12L6GTを挿してみる

ユニバーサル実験アンプに12L6GTを挿してみることにした。このタマはEp maxが200Vなので+B電圧を50V下げる必要がある。電源トランスの+Bタップを140V〜140Vから120V〜120Vに変更、リプルフィルタのR9を130KΩから91KΩにして+B電圧を合わせ込んだ。

 

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変更後の回路に赤字で実測の電圧を記入。ほぼ設計どおり。

 

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12L6GTの動作電圧を上記に示す。3結でのスクリーングリッド電流は1.2mA〜1.3mAで損失は0.23W〜0.26Wとなり、規格の1.25Wに対して十分低いのでOKとした。

 

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毎度おなじみの諸特性を測定。12W6GTの時とほぼ一緒。動作上は12W6GTと12L6GTでは同一。

 

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周波数特性。これも12W6GTとほぼ一緒。

 

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Lchの歪率特性。1KHzにおける歪率5%での出力は1.8W。

 

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Rchの歪率特性。1KHzにおける歪率5%での出力は1.6W。

 

歪みの打ち消しは微妙なところがあり、VR1を調整すれば1KHzを低歪みにできるのがわかっている。

 

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3階へ運び上げて試聴。12W6GTとは音色が違う。12L6GTのほうがクリアでスケール感がある。でも今まで試したタマでどれが一番好きかと問われたら12A6GTYかな。

 

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