アキバへ出かけて足りないパーツを買ってきた。これで不足がなければひととおり揃ったことになる。
上記は千石電商で扱っているTAKMANの酸化金属皮膜抵抗5W。小型シリーズで緑色をしており私はイモムシと呼んでいる。
常温(20℃)での実測値を上記に示す。驚いたことに±1%以内に収まっている。表示はJ級で±5%だから実力は金属皮膜抵抗並みだ。但し温度特性はわからない。
カスコードとフォロアに使う2SC4793の選別をした。12個の中からhFEが161.0のを2個、158.6のを2個選んだ。室温は22℃でIcは3mAなので実使用状態ではどうなのかわからないが、温度特性が同じなら問題ないと思う。
続いて初段2SK117BLの選別。選別治具を用いて42個の中からId=1.5mAにおけるVgsが-326mVのを2個選んだ。これは|Yfs|が同等のものを選ぶことで左右チャンネルの初段利得を揃えようという意図。6AH4GTのμやrpにバラツキがあるから左右チャンネルの総合利得が揃うかどうかはわからない。
最後にツェナー1N5378Bと1N4735Aを選別。1N5378Bは1.8mA流して5本より電圧が99.0Vと98.9Vの2本を選んだ。室温は20℃くらいだから実際は電圧がもっと高くなると思う。1N4735Aは0.5mA流して9本より6.00Vの2本を選んだ。9本では5.99V〜6.02Vの差しかなく無選別でも問題ない。
なんだかわからないだらけになったが出たとこ勝負だから良いのだ(笑)。
仮組みをしてみたらこんなふうになった。特に組み立てで問題になることはなかった。
電源トランスとOPTが近すぎたかなあ?誘導ハムを拾うようならショートリングを巻くことにする。
ソケットの向きが逆で6AH4GTのエッチングが後ろを向いているけど無視してね。
シャーシ内部。
1L3Pの立ラグが奥まったところにあるのでハンダ付けが難しそう。
さて、今後の予定としては無塗装の状態で試作機を組み立てようと思っている。配線の取り回しとかは実際にやってみないとわからない(頭の中で描くのは苦手)し、何か問題が起こるかもしれないから。