おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

ミニオフ会2018年春

先日横須賀の古民家で行われたミニオフ会へ参加してきた。当日は天気が良く5月らしい陽気となった。私が初めてミニオフ会へ参加したのはもう7〜8年前になるだろうか。毎年2回の開催でよく続いているものだと思う。いつもミニオフ会の幹事をされているMFさんにはお礼申し上げます。

 

今回の参加者は全部で7名。持ち込まれた真空管アンプは8台。アンプを鳴らしながら歓談する。でも技術的な話が多かったように思う。私は駄耳なので音質的な評価は極力書かないことにする。アスペルガー(的性格)のため内容に失礼がありましたらご容赦ください。

 

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きんさんの6082低電圧OTLアンプ。池田氏の発表された低電圧OTLアンプを±電源から単電源へ変更、スイッチング電源を使用している。出力は2.5W。外枠は100均のMDFを丸鋸で切り出し塗装。タマを除けば安価なパーツ代で済んでいる。

 

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システム全景。今回はフロアスピーカーの調子が悪いとのことでDENONのスピーカーで試聴。

 

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12B4A SRPPアンプ。PCからトランス式USBDACで再生。iTunesに加え参加者のネット回線をお借り(テザリング)してSpotifyを音源にした。Spotifyなら音源を持ち込まなくても検索で見つかれば再生できるので便利。

 

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菊地さんの16A8 SRPPアンプ。SRPPアンプ対決ということだが菊地さんのほうが音が良かった。マッチングトランスはOPT-5Pを改造したものだが、1次側を使わないと高域に乱れが生じやすい。OPT-5PはプッシュプルOPTとしてはインダクタンスが低く、このような使い方が良さそう。16A8の最適マッチングインピーダンスは600Ωとのことだが1250Ω:8Ωとして使っている。

 

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同じく菊地さんの6L6GCシングルアンプ。プレートに定電流回路を接続しプッシュプル用OPTを使うことで低域特性を改善している。貴重なタマが2本しかないが低域特性を良くしたいという要望には良い選択だと思われる。

 

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daikunomokichiさんの6BQ5 CSPPアンプ。今回参加したアンプの中では出力9Wで一番大きい。CASCOMPはOPアンプ用の±電源が必要なのがネックかなと個人的には思っている。

 

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きんさんの6AQ5シングルアンプ。スイッチング電源でアンプ部の回路はごく普通の回路構成。同時に鳴らしたスーパーウーファは撮り忘れにつきご了承のほどを。

 

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6AQ5シングルアンプの内部。

 

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42シングルアンプ。音量を上げて再生したが、OPTの出力に余裕があるのとA2級でも音色の変化が感じられなかったように思う。

 

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MFさんのVT-25 CSPPアンプ。光り輝くトリタン球が4本あると見栄えがする。出力2.5W。トランスを巻ける人の強み。

 

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きんさんの測定ツール。

 

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試聴に使ったDENON SC-304を測定中。マイクはECM8000。

 

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FRAplusでの測定結果。密閉なので100Hz以下はだら下がり。

 

4時半に解散。私としては再生に使用したPCが2.1kgと重いので、もっと軽量なPCが欲しいなあと思った。