おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

エアコンの異臭とのタタカイ

画像

もし拙記事を参考にクリーニングする際には自己責任でお願いします。

3階自室のエアコンは、業者によるクリーニングを行っているのにもかかわらずしばらくすると異臭がするようになるので困っている。拙宅には4台のエアコンがあるが、異臭がするのはこの1台だけだ。

 

臭いは何と表現したらよいのかわからないが汗臭いようなかんじ? 冷房時に送風状態となりアルミのフィンが乾いた際に臭うようだ。冷房している時にはアルミのフィンは結露で濡れているので臭わないと思われる。また暖房時には全く臭わない。

 

部屋の片付けの業者に尋ねたところ、水をジャバジャバとペットボトルでかけちゃえば良いと言われた。ペットボトルでは水浸しになりそうで怖いから、霧吹きで念入りに水をフィンにかけた後暖房の最強で運転し乾かしたところ、臭いはそんなにしなくなった。ただエアコンの風で鼻炎になってしまったらしく強く臭わないかぎりわからない状態。

 

そんなわけでタタカイは続いているのである。我慢がならないのでエアコンクリーニングを自分で試してみることにした。数年に1度業者によるクリーニングを行っているので、その間に自分でクリーニングできれば良い。

 

シロートがクリーニングをする際に障壁となるのはまずエアコンの本体カバーが外せるか、次に洗浄剤をかけた後にちゃんと洗い流せるかだ。洗浄剤をかけたままでは頭をシャンプーした後で洗い流さないのと同じ。またホコリをフィンの奥に押し込んでしまったりドレンパイプを詰まらせる危険がある。

 

クリーニングをするにあたり、まず本体カバーを外せるか試してみた。試行錯誤ののちどうやら外せることがわかった。次に廃液の処理。これはエアコン洗浄カバーを使うことにした。洗浄剤を洗い流すには蓄圧式噴霧器を使う。ネットで調べたら安く手に入ることがわかった。

画像

用意したもの。養生テープ、マスキングテープ、サランラップ、ドライバー、雑巾(汚くてすみません)、エアコン洗浄スプレー。この他にポリ袋とバケツ。

 

エアコン洗浄スプレーはDIY店に行ったらエアコン内部クリーナー シュ!シュ!というのが売られていたので買ってきた。高いけど電解アルカリ水というのがキモらしい。効果を確かめるのが目的なので1本だけ購入。

 

エアコン洗浄カバーと蓄圧式噴霧器が届いたのでクリーニングを行うことにした。まずはエアコンの周囲で水がかかっては困るところを養生。ポリ袋でカバーしマスキングテープで止めた。

 

画像

エアコンは東芝のRAS-221GPという機種で2014年製。

 

画像

前面パネルは水平まで持ち上げて手前に引くと外れる。次にフィルターを外す。本体カバーは3箇所ネジで止まっている(赤丸印)。

 

画像

フィルターは浴室でシャワーを使って裏側から洗い流すと良い。

 

画像

外した前面パネルとルーバー。赤丸印のところで止まっている。これを割ってしまうとまずい。ルーバーは真ん中のところをまず外すのがキモ。取り付ける時には最後に真ん中のところを止める。

 

画像

本体カバーは4箇所で爪が引っ掛かって止まっている。この場所を覚えておき、周辺を押したり持ち上げたりしていると外れる。

 

画像

室内機の本体が露出した。ここまでできれば上出来。表示部(丸印・これは2箇所爪で引っ掛かっている)とプラズマイオンチャージャー(四角印・ネジ1本で止まっている)を外して右側の電装部に固定する。

 

画像

電装部は水がかかるのを防ぐためサランラップを被せて養生テープで止めた。

 

画像

エアコン洗浄用カバー。本体に被せて養生テープで固定する。養生テープは濡れると付かなくなるので注意。水の落ち口にはバケツを置いておく。

 

エアコン洗浄スプレーをフィンにかける。かなり勢いが強い。シロッコファンにもかけてしまう。ツンとする刺激臭があるが大丈夫なのか? 後でAmazonのカスタマーレビューを読んだらマスクしろって書いてあった(笑)。15分程度放っておく。(このあたり画像なし)

 

画像

蓄圧式噴霧器は手動のポンプで内部の空気を圧縮する。水は2/3程度入れる。これは家庭菜園の農薬散布などに使う物であまり水の勢いが強くない。でも後で取説を見たらノズルの先にある黒いものを回すことで霧の調整ができると書いてあったorz。

 

画像

念入りに洗い流す。

画像

裏側にもフィンが回り込んでいるので洗い流す。水は大体4リットルくらい使ったかな?腕を持ち上げた状態なので疲れるんだよね。

 

画像

シロッコファン(暗くて見えないけど)は手で回しながら噴霧器をかけると効率よく洗い流せる。

 

画像

昼食のため休憩。しばらく放っておく。

 

画像

バケツに受けた排水。2ヶ月前に業者によるクリーニングを行ったばかりなのできれいだ。

 

画像

エアコン洗浄用カバーを外し、エアコンに付いた水滴を雑巾で拭き、電装部品の養生を外して元通りにし、本体カバーや前面カバー、ルーバー、フィルターをはめたところ。作業時間は昼食を挟んで3時間くらい。

 

送風で1時間くらい運転する。初めはシロッコファンから水滴が飛ぶので注意。この後暖房最強で30分くらい運転して内部の水気を飛ばした。

 

果たしてどのくらいの期間で異臭が発生しないか。再発したら同じことを繰り返せば良い。何度でもタタカッてやるぞ! 洗浄液をしっかり洗い流せるのなら(これ重要!)アルカリ性のマジックリンでも問題ないし、そのほうが汚れやカビが取れるはず。