特注トランスが入荷したので受け取ってきた。10/4発注で10/12入荷だから8日でできたことになる。納期は20日と言われたのでのんびり構えていたらやたらと早かった。
仕様は1次:0-100V、2次:0-12.6V0.2A×2で2次が5.04VA。サイズはW70mm×D37mm×H42mmで重量は281.5gと283.5gだった。固定ビス間は60mmでM4。J-631(6.3V1A)と同一サイズ。高さが50mmの弁当箱シャーシに収めることができる。横倒しにすれば高さ45mm程度のシャーシでも大丈夫。
よく調べてみたらトヨデンのHTW-1202が12V0.2Aで2回路、重量280gだからほぼ同じだった。ちょっと電圧が低いけれど、特注するまでもなく製品があったわけだ。ゼネラルトランスにもありそうなのだが見つけられなかった。
12A6GTY(12.6V0.15A)を2本接続してテストしているところ。AC100Vが102.5Vあってヒーター電圧が12.8VだからAC100V換算では12.5Vとなるが、拙宅ではAC100Vがいつも101〜102Vあるので問題なし。
2個目も同様でヒーター電圧は12.8Vだった。問題なし。
12A6GTYはヒーター〜カソード電圧をできるだけ低くしなければならない。だからCSPPアンプのようなカソードに信号振幅のある回路ではヒーター〜カソードが絶縁破壊してしまう。12A6GTYの1本ずつ専用にヒーター巻線を用意しヒーターとカソードを接続することで対策する。ヒーター巻線を介してクロストークが生じるため、左右チャンネルで別個のトランスとする。
このヒータートランスはOPT下あたりに固定しようと考えている。誘導ハム対策としてショートリングを巻く予定。