おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

真空管オーディオフェア2018

今年も真空管オーディオフェアへ行ってきた。例によって私が見た(聴いた)ところは極端に偏りがあるのでそのつもりでご覧ください。

 

1日目

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2階物品売り場。初日の午後3時くらいなのだがあまり人がいなかったみたい。一番手前でバンテックエレクトロニクスが店を出していた。じっくり見て回ったが欲しいパーツは無かった。

 

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タムラのルームにて。今年もお顔を拝見できて良かった。私は館山出身なので帰省したおりにはレストランに立ち寄ることが可能なのだが何を話して良いかわからない。私はパチンコや酒をやらないし。

 

学校の裏手に植えてあったユーカリの木はまだあるのかとか、汐入川のシオマネキはまだいるのかとか、しもづま書店はいつまであったのかとか、いとう屋の火災はすごかったとか、そういう話ならできるんだけど。

 

(2018.12.15追記)

12月13日夜に体調不良で入院していた佐久間さんが他界されたそうです。 ご冥福をお祈りします。

(追記ここまで)

 

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ハットオーディオラボにて。オープンリールが回っているのを見たのはずいぶん久しぶりのような気がする。当時私はカセットデッキに走ってしまい、オープンリールデッキを入手することは無かった。

 

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ハシモトのルームにて。シングルOPTの新製品というのだがH-203S・H-507Sが3段アンプ用なのに対しH-203D・H-507Dは2段アンプ用に新開発したという。私のように8Ωしか使わない場合は2次側をひっくり返すだけで済むが、4-8-16Ωに端子を出すには不便だからなのか。特性はH-203S・H-507Sと同じだという。

 

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サンバレーのルームにて。SV-Pre1616Dの内部が展示してあったので写真を撮った。すごいコストカットの集大成のようなラインプリアンプ。一番高価なのはシャーシかな。真空管は別売だし。利得は15dBなのだが12AX7と12AU7を挿し替えて変わらないというのが理解できない。それにもしカソードフォロアなら出力インピーダンスが変わってしまう。

 

懇切丁寧な組み立てマニュアルが付きますので大丈夫ですというのだが、SV-P1616Dのマニュアルが置いてあったがSV-Pre1616Dのは無かった。なんで?

 

この後はアムトランスに寄り、ノグチトランスに寄り、サンエイ電機に寄り、アンディクスオーディオに寄って帰ってきた。収穫物は無し。

 

2日目

2日続けて行く人は珍しいのではなかろうか。

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昨日行きそびれたA&Cオーディオのルームへ入ってみた。いきなり多くのうつむき加減で微動だにしない人が聴き入っておりたじろいだ。

 

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入った時にはエバンゲリ…じゃなかったEvangelist-061のデモをしており確かに帯域バランスの良い音で鳴っていた。でもニアフィールド用スピーカーを大勢の前で音量を上げて鳴らすのは酷ではなかろうか。

 

能率80dBのスピーカーをダンピングファクタ2.0の真空管アンプで鳴らしたらどうなるのか、質問したかったがやめておいた。

 

続いてイベント「MJ無線と実験筆者による〜送信管による大型シングルアンプ&300Bシングルアンプの競作」を聴いた。部屋に入るまで45分待ち。

 

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最初は300Bシングルアンプの競作から。でもこれは前座だった。

 

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長島氏のGM70シングル28Wモノーラルパワーアンプ

 

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岩村氏の211/242-Bシングル15Wステレオパワーアンプ

 

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征矢氏の813シングル34Wモノーラルパワーアンプ

 

大出力のシングルアンプでもフルオケでピークになると音がダンゴになるのがわかった。無理にフルオケを鳴らすんじゃなくてボーカル物の相性が良いと思う。

 

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個人的にツボだったのはEva Cassidyという歌手のアルバムで、ギター1本の弾き語りが素晴らしく良かった。

 

Eva CassidyのFields of Gold。

 

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NIGHTBIRDなら新品のLPが手に入る。

 

上記の2つのアルバムはSpotifyで聴ける。

 

腰の調子が悪くて2日目は出かけようか迷ったけど、Eva Cassidyを知り得たということで十分収穫があった。