4P1Sシングルアンプの出力管を中国球の4P1Sからロシア球の4P1Lに差し替えてみた。
初めに簡単な特性測定。利得が17.2倍から18.5倍に増えた。4P1Lのカソード電圧を測ってみると26.7Vと26.4Vで、4P1Sの28.1Vと28.8Vに対し低め。出力は低くなったがカソード抵抗1kΩに12kΩを並列にして923Ωとしたところ、1kHzの出力は3.0Wと2.9Wになった。4P1S・4P1Lの本数が少ないので特性に差があるかどうかはわからない。
4P1Lを挿して試聴する。ソケットの向きによると思われるが赤熱するフィラメントがよく見えるのでこちらのほうが気に入った。袴の接着剤がはみ出していないし綺麗だ。
肝心の音はというと駄耳の私には違いがわからない(爆)。たぶん6N23Pの代わりに6DJ8やECC88に差し替えたほうが違って聞こえると思う。4P1Lの音というより6N23Pの音のほうが支配的なのだろう。