おんにょの真空管オーディオ

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古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

次期真空管アンプ構想

4P1Lパラシングルアンプが完成したばかりなのにもう次のアンプのことを考えている。いいかげん真空管アンプを製作するのをやめてブログも凍結したらどうかと思うのだが、趣味をアコギの弾き語り練習ばかりに集中していられない。指をいたわってあげないと腱鞘炎になってしまう。製作意欲があるうちはそのまま続けて真空管アンプがあふれかえっても仕方ないのかなあ?

 

今は4P1Lパラシングルアンプで聴いているけれど、先日近くにあった6DN7シングルアンプに替えて比較試聴してみたんだね。悲しいことに私の駄耳では何となく違いはあるけれど同じような音色の傾向を感じる程度でしかなかった。

 

直熱管と傍熱管の違いがあってもそれ特有の音色は感じられない。回路が違うから音色が違って当然なのだけど、自分でチューニングすると自分の好みの音色へ持っていくから殆ど同じになってしまう。

 

自分の好みの1台を製作するというのなら次から次へそうする必要はない。でもいろんな駄球を使ってどんな音色なのか確かめるのは面白いものだし止められない。

 

47x2.jpg さて、今度製作予定のアンプは47シングルアンプだ。47用に、特別に電源トランスを用意した。OPTはOPT-S14を考えていたのだけど、1次インピーダンス10kΩで使うと3結では出力が1.5W程度しか出ない。かといって7kΩではインダクタンスが不足して低域がプアになる。

 

春日無線で特価セールをやっていた時に入手したKA-8-54P2があるのでパラレルフィードで使ったらどうか。1次インピーダンス8kΩなら1.8W近く出るだろう。インダクタンスはチョークコイルでリミットしてしまうけれど東栄変成器のCH-3030Zはどうかと考えている。

 

私が入手したのはST-16の47だから、それに見合うトランスケースを用意する。中は見掛け倒しのKA-8-54P2が収まるわけ。ただパラレルフィードの低音は出過ぎというくらい出るので音の心配はないはず。

 

こうやってアンプの構想を考えるのは面白いよね。お金はかからないしどんな音が出てくるか想像するのは良いものだ。