300Bシングルアンプ試作機の配線を始めた。AC100V系の配線をして電源トランスの電圧を確認。6N23Pのヒーター配線を済ます。
300Bのフィラメント電源はLchのみコンデンサを10000uF+4700uFから4700uF×4に変更。14700uFから18800uFへ28%の増加だが電源オン時のチャージ電流が気になる。LTspiceでシミュレーションしたところ、33AでRBA-406BのIFSMである40Aはクリアしているがどうかなあ。ちなみに18800uFでは問題なく点火できた。フィラメント電圧は4.96Vで残留リプルは0.11mVだった。
ところでAC100V系の配線(白)がシャーシ内を走っているのが気になる。この配線はAC100V経由のノイズを含んでいるのであちこち走り回らせたくない。電源トランスでいちおうノイズを防いでいるのにAC100V配線と他の配線を束ねたりするとノイズが伝搬してしまう。
-C電源のスペーサーに立ラグを取り付けてそこをいったん経由することにした。これならAC100V配線が走り回らずに済む。
Lchのフィラメント電源がOKだったのでRchも同様に変更した。横向きの大きな電解コンデンサがなくなったのでスッキリした感じ。
ヒーターとフィラメント電源の配線が終わったので、真空管を挿して点灯式。殆ど動作中であることがわからないのでパイロットランプを付けておいて良かった。ランプの位置を中央にしなかったのは、あまりシンメトリー配置に拘ると私のデザイン観とは合わなくなってしまうから。
6N23Pのヒーター電圧はAC100Vが100.8Vの時6.58Vだった。AC100V換算では6.53Vとなり、6.3Vの3.6%増しで問題ないと判断する。私は個人的に真空管はヒーター(フィラメント)電圧の管理が必要な電球だと思っている。