手持ちに7AF7が2本あるので差し替えてみようと思う。7AF7と7N7はピン配置が同じでヒーター電流などが異なっている。7N7は6SN7GTと特性が同じだが、7AF7は12AU7に近いかんじ。
7AF7 6.3V0.3A μ=16 2100μmhos
7N7 6.3V0.6A μ=20 2600μmhos
とりあえず差し替えて聴いてみようというわけで、試聴したのだが私の駄耳では7N7と7AF7で区別がつかなかった。
そこで特性はどんなものなのか、調べておくことにした。もし特性が良かったら、最終的に7AF7を採用しようと思う。
諸特性を上記に示す。7AF7はカスコード段に使っているので殆ど差は出なかった。ドライブ能力の差なのか出力はすこし低くなった。消費電力は4W程度減った。
アナログディスカバリーで測定したLchの周波数特性。
クロストーク特性。残留ノイズが左右チャンネルで同じだったので2本の線が揃った。20Hz〜20kHzでは-78dB以下。
クロストーク特性の測定までは良かったのだが、Lchの歪率特性は小出力でうねるヘンテコなカーブになった。
Lchはたまたまだと思ってRchを測定したら同じカーブだった。一体これは何なんだろう?
以前にも同じような特性が別のCSPPアンプであったような気がするのだが思い出せない。このカーブを見たら7AF7を採用する気が失せた。7N7で十分なんじゃね?
というわけで今回は備忘録として残しておくことにした。