おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

300Bシングルアンプ・フィラメント点火実験

前回はSBD出力の+−を逆に接続して電解コンデンサと3端子レギュレータを壊してしまったのだった。

千石電商からパーツを取り寄せて原状復帰する前に、SBDのD15XBS6に換装したらどうなるか実験で確認することにした。

 

300B_filament_power_experiment1.gif 赤字は実測値。再び平ラグを組み立てて実験したところ、3端子レギュレータの入力はDC7.8Vとなった。

 

300B_filament_power_waveform1.jpg これは3端子レギュレータの入力波形で、リプル電圧の下限は7.4Vとなった。LD1085VのDropout VoltageはIo=3AにおいてTyp 1.3V、Max 1.5Vなので、7.4-5=2.4Vとなり余裕があることがわかった。

 

ちなみにAC100Vが98Vだったとすると、リプル電圧の下限は98/102*7.4=7.1Vとなり7.1-5=2.1Vでやはり余裕があることがわかる。

 

なおリプル電圧は0.11mVであり十分低い。

 

これで現状のSBDであるRBA-406B(60V4A)からD15XBS6(60V15A)に換装しても問題ないことがわかった。