おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

3A/107Aシングルアンプ・配線完了〜動作確認

3A/107Aシングルアンプの配線は大詰め。ソケット周り、アンプ部基板への配線を進める。カソードCRを取り付けたらシールド線を作り、GND配線を巻きつけて配線は全て完了。これで目が疲れる作業は終了。

 

3A107A_single_intside5.jpg 配線が終わったシャーシ内部。

 

簡単な配線チェック後に+Bへダミー抵抗10.2kΩを取り付けて電源オン、グリッドのDC電圧を67.5Vに調整。

 

ダミー抵抗を外し、3A/107Aを挿して再び電源オン、カソード電圧を80Vに調整。各部の電圧を測定、問題なし。RCA端子に指を触れ、SP端子のAC電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。

 

3A107A_single_schematic5.gif

回路図に実測の電圧を赤字で示す。ほぼ設計どおりとなった。

 

3A107A_single_characteristic1.gif 諸特性を測定した。周波数特性はかまぼこ。利得が35倍〜37倍と多いのは、回路設計で電圧増幅段の利得を増やしたため。残留ノイズは0.23mVと低い。出力はNFB後に測定する。

 

3A107A_single_freq1.gif Analog Discoveryで周波数特性を測定。10kHzより上の周波数で特性が急降下しているのはOPTのインピーダンスが14kΩと高いため。70kHzまでは素直。2個のOPTの高域特性が揃っていて良かった。

 

現時点では特性に異常は認められない。次回はNFBをかけて諸特性を測定する予定。