3A/107Aシングルアンプの配線は大詰め。ソケット周り、アンプ部基板への配線を進める。カソードCRを取り付けたらシールド線を作り、GND配線を巻きつけて配線は全て完了。これで目が疲れる作業は終了。
簡単な配線チェック後に+Bへダミー抵抗10.2kΩを取り付けて電源オン、グリッドのDC電圧を67.5Vに調整。
ダミー抵抗を外し、3A/107Aを挿して再び電源オン、カソード電圧を80Vに調整。各部の電圧を測定、問題なし。RCA端子に指を触れ、SP端子のAC電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。
回路図に実測の電圧を赤字で示す。ほぼ設計どおりとなった。
諸特性を測定した。周波数特性はかまぼこ。利得が35倍〜37倍と多いのは、回路設計で電圧増幅段の利得を増やしたため。残留ノイズは0.23mVと低い。出力はNFB後に測定する。
Analog Discoveryで周波数特性を測定。10kHzより上の周波数で特性が急降下しているのはOPTのインピーダンスが14kΩと高いため。70kHzまでは素直。2個のOPTの高域特性が揃っていて良かった。
現時点では特性に異常は認められない。次回はNFBをかけて諸特性を測定する予定。