7C5 CSPPアンプのリニューアルが完了した。シャーシの腰高なのが気になり、結局作り直すことにした。
リニューアル前のシャーシはW300mm×D200mm×H60mmで、内部の平ラグの配置を見直してW300mm×D170mm×H50mmとした。奥行きが30mm、高さが10mm短くなった。高さはたった10mmの差なのだが、見た目の印象は全く違ってくる。
シャーシはダークグレーマイカメタリックの艶ありで塗装し、磨きをかけた。塗装はいつも失敗しているが、まあシロートだしこんな程度で妥協した。
諸特性を上記に示す。リニューアル前とほぼ同じ。詳細な特性はこちら。
真正面から見ると3本ずつ真空管が固まっているように見えるので、リニューアルでは後ろの2本ずつの7C5の間隔をすこし広げてある。
シャーシサイドの合わせ目を隠す目的でアクリルパネルを取り付けてある。シャーシへ固定するのに2本のビスを使ったので、後で取り外すことが可能。
出力管の7C5はカーボンスートとゲッターのおかげで内部が見えないが、この角度ならわずかにヒーターが点灯しているようすが見える。
シャーシ内部。プッシュプルアンプだから配線がかなり込み入っている。
駄耳の私による試聴結果を書いておくと、優雅な響きはCSPPアンプのそれで出力管を選ばない。逆にいえば出力管による色付けに乏しい。電圧増幅段の真空管で、ある程度音色が変えられる。出力は9W〜10Wあるしスケール感も十分。定位も優れている。