71Aシングルアンプ3号機の仮組みを解体した。シャーシの保護ビニールを剥がし、ペーパーコーンをつけたリューターでバリや溶接跡を削った。
シャーシ・裏蓋・ブロック電解コンデンサの固定バンドの塗装を行う。折しも天気が良くて風の弱い、塗装には絶好の天気。
まず、浴室でシャーシを#400のペーパーで水を流しながら縦横斜めに傷をつける。塗装の密着性が良くなるらしいのだが確証は無い。ガスレンジで乾かした後、カレンダー紙でマスキング。
塗装に使うスプレー類。下地にプラサフ、本塗装にダークグレーマイカメタリック1E9、上地にクリアA-4、固定バンドにマットの黒。
気温が低いのでスプレーをお湯にひたす。こうすることでスプレーの出が良くなり粒子が細かくなる。
塗装は外の駐車スペースで行うので、天気の影響を受けやすい。
固定バンドはヨーグルトの容器に乗せてスプレーした。こうしないと新聞紙にへばりついちゃう。
塗装を1回行うごとに赤外線ストーブで高温乾燥する。こうして溶剤を飛ばすことで、塗り重ねる際に溶剤が閉じ込められて乾きにくくなることが防げる。
固定バンドも高温乾燥。
塗装にはプラサフを2回、本塗装にダークグレーマイカメタリックを2回、上地にクリアを4回スプレーした。スプレーした後、しばらく自然乾燥し、その後赤外線ストーブで高温乾燥。大体1回1時間半くらいのサイクルで行った。
クリアは厚めに吹くため、注意しないと乾燥時に気泡が生じてしまう。自然乾燥を20分くらい、高温乾燥は赤外線ストーブから離し気味にしたら今回は大丈夫だった。のんびりやるのがコツのようだ。
マスキングの紙を剥がして1時間高温乾燥し、塗装が終わったシャーシと裏蓋。小さいゴミが付いているが、塗装が乾いた後で磨きを行えば取れる。
カーテンレールに吊るしてしばらく乾燥させる。