71Aシングルアンプ3号機の配線を始めた。まずAC1次配線を済ませて電源オン、ロッカースイッチが点灯するか、電源トランスの電圧が問題ないかを確認。
フィラメント電源への配線を済ませる。電源オンしてフィラメント電圧を確認後、71Aを挿して点灯式。フィラメント電圧はLch 4.96V、Rch 5.01Vだった。
シャーシ内部。配線を撚っているのでなかなか進まない。AC100V配線は動かないようにボンドで固定した。
次は+B電源の平ラグへの配線だ。あらかじめ平ラグに配線を取り付けておき、平ラグを固定しつつブロック電解コンデンサへの配線を行う。
+Bにダミー抵抗6.5kΩを接続し、+B電源のテスト。AC100Vが100.8Vの時に+Bは284Vだった。AC100V換算で282Vとなり、設計での285Vより低め。これはブロック電解コンデンサ(350V47μFx2)の漏れ電流が多いためで、もっと長時間テストすれば、漏れ電流が減って+B電圧が設計の285Vに近づくと思われる。
OPTの配線を処理した。これでとぐろを巻いていた配線が無くなりスッキリした。OPTから71Aのプレートに行っている配線(赤)が迂回しているのは、初段に近づけると発振するため。
立ラグが奥まったところにあるため、配線や抵抗をあらかじめ取り付けておく。
作業は1時間位やったら休憩を入れるので、なかなか進まない。それでもGND配線、真空管ソケット周りの配線、アンプ部平ラグへの配線、入力のシールド線を処理、という具合に進めた。
最後にカソードCRを取り付けたら完了だ。一連の作業が終わるとホッとする。左腕を持ち上げたままで作業するので古傷が傷んだ。
大抵の人は配線チェックもそこそこに真空管を挿して音が出るか確認するだろう。でも誤配線や配線忘れがあると特に半導体を壊してしまうことがある。だから慎重になるし、時間をおくことで思い込みを防げる。
今後は配線チェックと動作確認をする予定。