89Yシングルアンプの平ラグを作成した。それぞれ+B電源部とアンプ部2枚。
これは実体図もどきで中央の平ラグが+B電源、左右がアンプ部の平ラグとなっている。
+B電源部はツェナー1N5386Bを選別。本当は選別しなくても良いのだけれど、左右チャンネルで電圧が揃っていてほしいという考えから。DC200Vの電源に20kΩとツェナーを直列にしてツェナー電圧を測定。白手袋をした指でつまんで、指先の温度での電圧が同じとなる2本を選んだ。
作成した+B電源部。
スペーサーにFETを共締めしてシャーシに放熱する。発熱量は0.6Wだから、本当はヒートシンクすら要らないのだけれど。
続いてアンプ部。2SK117BLは解体した6922パラシングルアンプからの流用なので選別済。これは左右チャンネルで電圧増幅段の利得を揃えたいため。
ツェナー1N4735Aを選別。これも左右チャンネルで電圧が揃っていてほしいから。DC12Vの電源に10kΩとツェナーを直列にしてツェナー電圧を測定。これも指先の温度での電圧が同じとなる2本を選んだ。
2SC2752KはLCR-T4でhFEが40の4本を選別。これはカスコードTrのhFEが揃っていてほしいとの考えから。エミッタフォロアTrは影響しないが、4本揃っていればどこに使っても変わらないはず。
作成したアンプ部の平ラグ。
それぞれは接続チェック済なので、後は組み立てて動作確認を行う予定。