配線チェック後に89Yを挿して動作確認をする。電源投入し、89Yのカソード電圧と+B電圧をチェック。大丈夫そう。VR1でカソード電圧を119Vに調整。
回路図に実測の電圧を赤字で記入。各部の電圧はほぼ設計通り。AC100Vの電圧が高めのため、+Bは設計通りとなった。プレート電圧が正常に測定できるので、発振はしていないもよう。
SP端子にDMM(デジタルマルチメータ)をACレンジにして接続、RCA端子に指を触れて電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。
測定器をつないで簡単に特性を測定。周波数特性は高域が伸びている。利得は32~33倍と多め。残留ノイズは0.11mVと低く、左右チャンネルに差がない。
Analog Discoveryで周波数特性を測定。左右チャンネルが揃っており、100kHz付近に小さな凸凹あり。
左右チャンネルでクロストークに差はないことを確認。NFBが正常にかかることを確認。R11が1.8kΩでNFB量は6dBとなった。高域に小ピークあり。
まだ無帰還だけど気になるから試聴してみたんだね。粒立ちの良いクリアなサウンドが出てきたので安心した。低音はDFが低いせいか柔らかな感じだが、量感はあるように思う。
次回はNFBをかけての詳細な特性測定を予定。