特性的には問題ないし、サイドにアクリルパネルを取り付けて養生テープを剥がした。
ところで、本機は直結回路を使っているから調整箇所VR1があるんだけど、調整しないで89Yを差し替えたらどうなるのか確認してみた。
RCAの6本の89Yでカソード電流を測ったところ、21.8mA~22.4mAに収まっていた。これくらいならVR1の半固定抵抗を普通の抵抗に置き換えてしまっても大丈夫そうだ。
ところで、懸案事項であった6Z-P1シングルアンプに89Yを挿してみたのと、本機で音色の違いがあるかどうか。
長時間比較試聴してみたのだが、6Z-P1(89Y)シングルアンプがすこし鮮明な感じがするのと、パラレルフィードのせいか低音に張りがあって強調されるみたいだ。本機はすこし柔らかな印象があり、それはOPTの違いなのかもしれない。
普通に聴いている限りは聴き分けできないし、ほんのわずかなレベルの違いと言ってよい。
まあ、十分じゃね?
(2023.03.10追記)
真空管をPHILCOの89に交換。更にグリッドキャップを黒に変更。これで黒一色となり、グリッドキャップが目立たなくなったと思う。
VR1を固定抵抗R15に変更した(赤で示したところ)。値は22Ωと33Ωの直列で55Ω。カソード電圧はLch 118.2V、Rch 117.4Vとなった。カソード電流はLch 21.9mA、Rch 21.7mAだった。
(追記ここまで)