おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

89/38シングルアンプ・組立~配線

89/38シングルアンプの組立を始めた。まずシャーシのフロント部分にカットした傷保護用の紙を貼り付けた。シャーシに小物パーツから取り付けていく。OPTを裏返しにして位置を揃え、シャーシを上から乗せて固定。最後に電源トランスを取り付けた。塗装に傷を付けないように気を使った。

外装パーツを取り付け終わったところ。シャーシの赤が映える。

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シャーシ内部。OPTの配線がとぐろを巻いている。

配線をスタートする。AC1次配線から始めた。終わったら電源投入、ロッカースイッチのネオンランプが点くことと、電源トランスの電圧を確認。

グリッドキャップからテストピンジャックへの配線をした。これは89用。38用は変換ソケットを使うので配線が長くなるため、別のものを用意する。

89へのヒーター配線を済ませる。真空管を挿してヒーター電圧の確認。電圧は6.6Vだった。

点灯式。この89(89Y)はカーボンスートされているため、ヒーターが灯る様子が殆ど見えない。

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シャーシ内部。AC1次配線(白)は動かないようにボンドで3箇所固定した。

続いて+B電源基板への配線をつなぎ、電圧の確認をする。+Bに6kΩのダミーロードを接続したところ、設計の355Vに対し351Vと少し低めだった。設計では60mA流す予定が68mA流してしまったので、電圧は低めになるはず。

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OPTの1次配線を処理した。配線がAWG20で太く、思ったとおりの位置に収まらない。1次最大電流が75mAなのだからAWG24でも十分なはずで、何で太いのか理解に苦しむ。3kΩ(黄)と5kΩ(紫)は3ピンの近くに持ってきてある。これは後々UL接続にする可能性を考えてのこと(ただし私は3結が好み)。

古傷の左肩が痛くなってきたので休憩を入れる。あと2~3日で組み上がるはずだからゆっくりやろう。

配線のつづき。OPTの2次側の配線をSP端子に接続、NFBの配線とゾベル素子も取り付けた。OPTの2次側配線がどうにも収まりが悪くて持ち上がってしまう。ケーブル押さえがあれば良いのだが、あいにく持っていない。4Ω(緑)と16Ω(紫)の配線はSP端子の近くまで配線してある。これは将来もし変えたいと思った時に容易に変えられるように。

 

配線はGND配線、ソケット周りの配線とゆっくり進め、アンプ部基板への配線を接続する。

 

入力のシールド線を処理する。シールド線はカナレのGS-4を使っているが、編組が密で極細の銅線が使われている。編組はホーザンのH-740-1(フック・リーマー)のリーマー側でつついて一旦放射状にするが、銅線の先端が曲がってしまい解きにくい。この銅線はまっすぐにした後にひとまとめにしてよじっている。

 

入力のボリュームを入れるとシールド線の処理が4本となり大変だ。ボリュームから2SK117のゲートへはシールド線でなくても良いと思うが、クロストークが生じたりノイズの飛び込みがあるとよくないのでシールド線にしている。

 

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残りのCRを取り付ける前まで完了。あとすこし。

 

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CRの配置を考えながら取り付けて全て完了。

 

ここまで出来たのでホッとする。残りの作業はあまり目を酷使するものではないから。飛び散ったフラックスを筆で掃除しておしまい。

 

今後は配線チェック、及び動作確認の予定。