おんにょの真空管オーディオ

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古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6AR5シングルアンプ・シャーシ塗装~磨き

ここ江東区では、どうやら空梅雨のようで雨が降らない。あまり風が強くないのを見計らって塗装を行う。2日あれば塗装ができる。でも梅雨の時期にはしっかり雨が降ってほしい。給水制限になると困るから。

6AR5シングルアンプのシャーシ塗装を始めた。仮組みを解体した後、保護ビニールを剥がし、ペーパーコーンを付けたリューターで溶接跡やバリを削る。下地の処理をしっかりしておくと、塗装で厚化粧する必要がない。

 

浴室で#400のペーパーを使って塗装する面に縦横斜めに傷をつける。塗装の乗りが良くなるらしいのでやっているが定かではない。

ガスレンジで乾かした後、カットしたカレンダー紙をマスキングテープで貼り付けて塗装準備完了。じつはカレンダー紙をカットする寸法を間違えてしまい、作り直している。このあたり、急いでいたので撮影するのを忘れた。

塗装に使うスプレー。下地にプラサフ、本塗装にいつものダークグレーマイカメタリック1E9、上塗りにクリアA-4。これはツヤありなので、後で磨きが必要。

塗装は外の駐車スペースで行う。新聞紙を養生テープで貼り付け、ヨーグルトの容器を張り付き防止に3個並べてスプレーする。シャーシの前後面をスプレーした後、ひっくり返して上面をスプレーしている。塗装は下地を2回、本塗装を2回、上地を3回スプレーした。

15分程度自然乾燥させた後、この暑いのに部屋の中で1時間位高温乾燥を行う。温度は40℃~60℃。あまり温度を上げるとマスキングテープが剥がれてしまうのでほどほどに。1回塗装するごとに高温乾燥させるのは、溶剤を揮発させないと中に閉じ込められてなかなか乾かないため。

最後にカレンダー紙を剥がして高温乾燥を行い、終了とした。こんな感じになった。ゆず肌が目立つが磨きを行うとどうなるか。

数日間窓枠に吊るして自然乾燥させる。

かねてより使ってみたかったコンパウンドシートを入手した。この後は大変な磨きの作業を行う予定。角の下地が出てしまわないように磨かねば。

さて、塗装から2日経ったので磨きを行う。本当は1週間くらい乾燥させれば良いのだけれど、せっかちだから待っていられない。

 

浴室でコンパウンドシートを使って水研ぎをする。穴があると引っかかるので、穴を覆うようにして磨く。あまり力を入れると角を磨いてしまう。凸凹の凸を削るようにする。時々セルローススポンジで水気を拭き取ってみると、どのくらい磨けているかわかる。小さいシャーシだから3面に30分もかければOK。やりすぎると下地が出てしまい、塗装のやり直しになる。

 

こんな程度で切り上げた。深い磨き傷が無い。

 

コンパウンドの細目と極細で磨く。せいぜい30分もかければ良いので時間短縮になる。仕上げには超ミクロンコンパウンド液体セットを使った。最後にコーティング剤を塗って完了。

 

こんな感じになった。ゆず肌の凸凹は残っているが、磨き傷がほとんどわからない。こういう塗装だと思えば良いんじゃね?

 

思った以上にコンパウンドシートの威力があって、磨きの時間短縮になるし、コンパウンドで磨き傷がほぼ消えることがわかった。

 

また数日乾燥させた後に本組み立てに入る予定。