おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

真空管アンプのパーツ

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相変わらずヤフオクでは真空管が多数出品されているし、ギターアンプ用途の真空管が生産されているので供給豊富だ。それに300Bなんて多くのメーカーが生産しているので、もっともポピュラーな真空管と言って良いだろう。真空管売店には頑張ってもらいたいところ。

私が真空管アンプを製作する趣味を再開した2007年頃は、高耐圧の電解コンデンサが無くなると言われていた。でもBEVのインバーター用途なのかどうか私にはよくわからないが、現在でもメーカーから生産されているのでまず供給が途絶えることはない。私はラジアルタイプの電解コンデンサを使うので、アキシャルタイプの電解コンデンサは入手難と言えるだろう。

むしろ私にとってキーパーツと言えるのはアルミシャーシだ。株式会社奥澤のアルミシャーシが入手できなくなったら真空管アンプの製作を止めるしかない。ホームセンターでアルミチャネルとアルミ板でケースを作るなんていう方法もあると思うけれど、未経験なのでさっぱりわからない。

真空管アンプには必要な電源トランス、出力トランス、チョークコイルなども、ゼネラルトランスや東栄変成器、春日無線変圧器が店を閉めない限り大丈夫。ヤフオクという手もあるが、出力トランスは値段がつり上がるので手が出ない。

アンプの外装パーツも、中国製アンプが生産され続ける限り供給が止まることはありえない。でもここはサトーパーツに頑張ってもらいたいところではある。

案外盲点なのはリード型抵抗だろうか。表面実装の抵抗が主流になって絶滅の危機に瀕しているのかもしれない。でも試作用途なのか、まだ供給が絶たれることはないようだ。

半導体も表面実装だけになったら困る。真空管よりもむしろディスクリート半導体のほうが絶滅が早いかもしれない。それでも八方手を尽くして探せば生産中止になった半導体や、その代替品が見つかるもの。高耐圧の半導体もまだ大丈夫そうだ。

私の場合は平ラグを多用するので、これが無くなったら困る。本当に無くなったらユニバーサル基板で組むしかない。半導体を使ったハイブリッドアンプなので、どうしても立ラグのみでは組みにくい。

真空管は入手できてもソケットが特殊だと困る。US8P、UX4P、MT7P、MT9Pなどなら中国製を含め供給が豊富だ。ところが私はコンパクトロン管やロクタル管なども使うので、真空管よりソケットのほうが高くなったりする。

私はこのパーツにはコレ、というように拘りがあるので、そのパーツの供給が止まるたびに慌てて代替品を探したりするのだが、その拘りを無くして探せば必ず代替品が見つかるもの。電源トランスやOPTは特注品を依頼して製作してもらうという手段もある。案外、もう入手不可能だから製作できない、などとはならないと思う。その前に私の寿命が尽きてしまいそうだ。