いつものシャーシ加工だが、備忘録なので記す。
穴開け図を印刷してカット、シャーシに貼り付けて定規とカッターで罫書き線を入れる。
オートセンターポンチが途中で打たなくなってしまい、中のバネを伸ばしてみるがやっぱりダメ。仕方なく縮ませた状態でハンマーを使って打った。
シャーシ加工はエアコンで冷房した1階実験室で行う。だから熱中症の心配はない。シャーシの穴開けを始めた。
加工するのはA5052の1.5mm厚のアルミ。適度に加工しやすく、加工中に歪むことがない。
電源トランスの角穴はステップドリルで丸穴を開けた後、ハンドニブラーで齧ってカギ型にし、コッピングソーの刃を差し込んでギコギコ1周した。平ヤスリで端面を整える。
次はシャーシ前後面の穴を開ける。今回は全部の穴を開けてから角穴のACインレットとロッカースイッチの穴を整形した。
角穴が開いたので、これからは上面の丸穴を開けていく。
サークルカッターで真空管ソケットとブロック電解コンデンサの穴を開ける。刃のついているほうを持ち上げ気味に回すのだが、やっぱり食い込んでしまうこと数回、ツマミを戻して刃を上げ、また下げていく。食い込んだ時に力を入れて回すと、刃を折ってしまう恐れがある。
同時進行で裏蓋の穴を開ける。裏蓋の穴開け図を印刷し、アルミ板へ貼り付けて罫書き線を入れる。シャーシとの固定穴は曲尺で測って正確に入れた。
オートポンチが不調なので、キリを使って案内穴を開けた。慣れていないので手のひらが痛かった。
固定穴だけ開けた後、実際にシャーシへビスで止められるか確認。1つだけずれていて修正が必要だったが、8個のネジで止められるようにできた。
後は小さな丸穴だけなので、1つ1つ開けていった。ドリル刃は1.5mmで開け、2.5mmで拡大、ズレを丸ヤスリで修正、3.2mm・4.5mmと広げる。それ以上はステップドリルで開けた。
真空管の放熱穴は、ドリルスタンドのレバーが下りきった時に6mm径となるようにした。こうすれば、間違って大きめの穴を開けてしまう心配がない。
バリ取りが終わったシャーシ。
後ろ側から見たところ。
裏蓋は放熱穴をステップドリルで開けた。切削屑が大量に出るので嫌。バリ取りをして終了。
これでシャーシ加工は完了。2日間で加工したので疲れたが、毎日少しずつやると1日の疲れは少ないものの、騒音の出る期間が長くなる。だから短期間で終わらせたい。
この後は仮組みをしてパーツが付くか、パーツの干渉はないかの確認をする予定。